不動産のローンについて

住宅ローンとは、土地の取得や住宅の新築、中古住宅の購入などを目的として、土地・建物を担保として、銀行・信用金庫などから借りるローンのことです。主なものとして、「新築購入ローン」、「中古購入ローン」、「増改築ローン」、「借り換えローン」などがあります。

ここでは、「新築購入ローン」について述べたいと思います。一般的にローンを借りる場合、多岐にわたる審査があります。ひとつは申し込みをした人の属性(個人の信用情報、勤務先・勤務年数、健康状態、あと年収です)。もうひとつは不動産の担保評価(建物の質や価値など)です。どんなに収入のある人でも不動産の評価が低かったり、建物の評価が高かったとしても、返済能力が問われ、それに見合うだけの収入がないと借入はむつかしいです。

借り入れができる額ですが、年収負担率で決まってきます。年収負担率とは、「返済額÷年収」で計算されます。各銀行によって負担率は違ってきますが、概ね25~40%位で、年収ももちろん、返済年数によって負担率も変わってきます。借入時の年齢、返済完了時の年齢も注意したいところです。

また、住宅ローンの借り入れ要件として、「団体信用生命保険(団信)に加入できること」が求められる場合がほとんどです。返済の途中で借主に万が一のことがあった場合、残された遺族が引き続きローンを支払わなければならず、加入できるのであれば入っておいたほうが賢明でしょう。