物件調査について

物件調査の重要性

物件を売却・購入するにあたって、物件の調査はとても重要になってきます。後で「知らなかった!」では済みません。しっかりとした調査をすることが、スムーズなお取引や後々のトラブルを防ぐために大変重要です。調査に関しても、書類上の簡単なものだけではなく、現状の状態や周辺地域のことなど、挙げるときりがありません。

知らなかったでは通らない、瑕疵

不動産の売買契約までに至る過程で、業者から買い主へ重要事項説明(宅建業法第35条)があります。この重要事項説明は その不動産の現況報告です。

業者には消費者にこの重要事項説明の説明と書面の交付が義務づけられており、同時に業者に 多大な責任が課せられます。業者は宅建業法に則り必要限の調査をして重要事項説明を行いますが、この重要事項説明では 限度があり、また業者が把握できず(しない)瑕疵(欠点)が潜んでいる場合があります。

これら瑕疵について業者の調査や告知は任意で、積極的な開示 は求められていないものがあります。これらが購入後や売却後のトラブルになる原因なのです。

瑕疵として問題になる部分

これまで不動産の瑕疵を探すことは、日本の不動産業界で「売れなくなるから」と避けていたのが実態で、トラブルがあれば多くの場合、弱者である消費者が 泣き寝入りをしていたのがこれまでの不動産取引でした。 瑕疵とは、不動産取引では、過去の自然災害と可能性、増悪・危険団体の存在、治安状況、敷地の隣地へ(からの)越境、床 や窓枠の傾斜、外壁・基礎の亀裂、ホルムアルデヒドの濃度、南側への高層建築物の建築予定、トラブル住民の存在、測量図 と実測の誤差、日照、騒音、眺望、周辺環境の変化などです。
瑕疵等の問題がわからず、後々問題になった場合、売り主側もその対応に費やす時間・費用や精神的な負担を考えると、良い結果にはなりません。

エスクロー調査

そこで、知識が不足している消費者がトラブルに巻き込まれないように、また、さらなる安全取引を求めて、その不動産を現地 調査、近隣調査、法務調査、図書調査、役所調査、設備調査、価格調査などで詳しく調べます。

決して瑕疵だけのあら探しをす るのではなく、買主としても売主としてもその不動産の真の姿(価値)が分かり、それがより安全な取引につながり、価格判定の 根拠ともなります。

それが、エスクロー調査なのです。

エスクロー調査を行うことで買主が安心をして購入でき、売主はトラブルの心配が少なくなる上、信用度の向上から積極的な取引にもつながっていきます。

調査のご相談について

しものせき売買NAVIでは、物件調査のご相談をお受けしております。取引をする前にお持ちの物件の詳しい状況を知ることは、とても重要なことです。
また、お取引をお考えの物件で、すでに分かっている問題等でお悩みの場合でもご相談に乗りますので、お気軽にご連絡ください。


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